12月8日(火)複式指導公開研究会を開催しました。下伊那郡下の山間地・小規模校の先生方を中心に約40名の皆さんにご参加いただきました。指導者として、南信教育事務所学校教育課主任指導主事の桂本和弘先生、浜松市立熊小学校の岩瀨隆伸校長先生、同校の研修主任川島悦代先生にお越しいただきました。
少子化が進み、児童生徒数の急激な減少は、長野県のみならず全国の大きな課題となっています。長野県は複式をできるだけ避ける立場で、国より緩い基準で複式解消加配を配置してくださっていますが、その基準に満たないところまで児童生徒数が減少し、市町村による加配でも対応できず、いよいよ複式指導を展開しなければならなくなったとき、どのように指導したらよいのかわからず教師が右往左往していたのでは子どもたちに確かな教育を提供することはできません。長野県は複式を避けてきた経緯もあり、ここ30年ほど実践的な研究が積まれてきていません。本校は今年度から複式を始めたばかりでまだ確かな成果が上がっているわけではありませんが、複式指導について共に学ぶ機会を提供しようと今回の公開研究会を開催しました。

1,3年複式算数の様子

4,5年複式算数の様子
大勢の参会者で教室がいっぱいになり若干緊張した子もいましたが、いつものペースで学習に取り組む子どもたちの姿を見ていただくことができました。アトラクションで披露した歌声には大きな拍手をいただきました。

アトラクション及び授業研究会の様子
午後の授業研究会では、子どもの学びの姿や教師の動きなど、具体の姿から本校の取組のよさやさらなる課題等についてたくさんのご意見をいただきました。本校にとっても参会された先生方の学校にとっても実り多き一日になったと思います。ありがとうございました。